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「MDR-NC33」SONY(ソニー) |
インナーイヤー型で、約90%の騒音を低減するソニーのノイズキャンセリングヘッドホンです。ソニーが得意とする“スタミナ”も折り紙付きで、単4型アルカリ乾電池1本で約100時間使用可能です。 以前はソニーの「MDR-NC11」を愛用していました。ノイズキャンセリングのスイッチを入れたときの静けさには感動したものです。 「MDR-NC11」のコードを引っかけて壊してしまってからは、カナル型のイヤフォンを色々と試してみましたが、しっかり装着するとイヤーピースの圧迫感が強くなり、どうしても疲れます。 ソニーの「MDR-NC33」の購入には少しためらいがありました。 それはノイズキャンセリングスイッチを入れたときに聞こえる“サー”というホワイトノイズです。音楽などを聴いているときや周囲が騒々しい場面では気になることはなかったのですが、曲間などでは違和感がありました。 今回「MDR-NC33/B(ブラック)」を購入して、その懸念は見事に払拭されました。 静かなところで、音源のない状態で「MDR-NC33」を装着し、ノイズキャンセリングスイッチを入れたところ、“フワッ”と静寂に包まれました。静かと感じる場所でも、全くの無音ということはありませんから、これは驚きです。 「さすがは三代目!」といったところでしょうか。 色々な音源で試してみましたが、癖もなくてとて心地よい製品だと感じました。 イヤーピースも格段に進化しているようです。なかなか丁寧な造りで、しっかりとした装着感と、長時間使用しても圧迫感を感じない“絶妙な”構造だと思います。むしろ“心地よい”かも。 また、ノイズキャンセリングスイッチのオン・オフで、音量が変化しないのも高評価です。 残念かなぁと感じたのは、コントロールボックスとヘッドホンまでのコード長でしょうか。 コントロールボックスの上端から左耳までのコード長が約53cmでした。コントロールボックスを胸ポケットに入れて使うには“やや長い”のです。ポータブルオーディオ・プレーヤーなどに接続して使う場合に、この微妙な長さが気になるところではあります。 コントロールボックスにはクリップが付いているので、ちょこっと止めておくことは出来るのですが、ちょっとテンションが緩いので、これも微妙ではあります。 ですが、しばらく使っていると“なるほど”と感心させられることがありました。クリップのテンションがゆるめに感じられるものの、先端部のディンプルがほどよく機能しています。強く引っ張られれば“スルッ”と外れるので、安全性を優先させたのではないかと思われます。こういったとことにもソニーの工夫やこだわりが感じられます。 室内でも屋外でも、どんな場所でも“気持ち良く”音楽や音声ソースを楽しむことが出来る素晴らしい製品です。交換用イヤーピースの大きさが豊富に用意されているのも高評価です。(開墾時にはMサイズが装着されていますが、わたしはSサイズに付け替えています) ※付属の延長コードの先端部は“L字型”です。 交換用イヤーピース
交換用イヤーピース
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